ギャスケル「異父兄弟」
泣ける短編である。
作者はディケンズと同時代の女性作家。ディケンズは自らの手による週間雑誌に彼女の短編を載せていたそうだ。「短編小説を書いて商業ベースで成功したのは彼女がはじめて」と解説にある。
昔の小説だから読みにくいかな、という先入観があったが、驚くほど読みやすい。そして面白い作品が多い。
今回とりあげたこの作品は「鈍才の兄と秀才の弟の愛憎は古今東西を通して常用されてきた主題」を扱っていると解説にあり、例があげられている。
菊池寛の「屋上の狂人」(訳者は菊池寛が大学時代にギャスケルのこの作品を読んでいたのではないかと推察している)、スタインベックの「二十日鼠と人間」(兄弟ではなく幼馴染)、最近の作品では、ダスティン・ホフマン主演の映画「レインマン」がある。
「屋上の狂人」を読んでみた。情緒のある作品だが、この作品ほどのインパクトはない。
屋上の狂人はネットで読めます↓
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/Kikuchi-lunatic.html
この短編集にはキリスト教にまつわる物語の題材をもとにしたエピソードが多い。この短編は犠牲がテーマになっている。
ついでに兄弟愛をテーマにした映画でおすすめなものを下にあげておく。
第61回アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞受賞
お姉さん役の弁護士はシックスセンスのハーレー・ジョエル・オスメントの母親役のトニ・コレット
ジョニー・デップの服装のダサさをおぎなって余りあるディカプリオの演技力!
作者はディケンズと同時代の女性作家。ディケンズは自らの手による週間雑誌に彼女の短編を載せていたそうだ。「短編小説を書いて商業ベースで成功したのは彼女がはじめて」と解説にある。
昔の小説だから読みにくいかな、という先入観があったが、驚くほど読みやすい。そして面白い作品が多い。
今回とりあげたこの作品は「鈍才の兄と秀才の弟の愛憎は古今東西を通して常用されてきた主題」を扱っていると解説にあり、例があげられている。
菊池寛の「屋上の狂人」(訳者は菊池寛が大学時代にギャスケルのこの作品を読んでいたのではないかと推察している)、スタインベックの「二十日鼠と人間」(兄弟ではなく幼馴染)、最近の作品では、ダスティン・ホフマン主演の映画「レインマン」がある。
「屋上の狂人」を読んでみた。情緒のある作品だが、この作品ほどのインパクトはない。
屋上の狂人はネットで読めます↓
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/Kikuchi-lunatic.html
この短編集にはキリスト教にまつわる物語の題材をもとにしたエピソードが多い。この短編は犠牲がテーマになっている。
ついでに兄弟愛をテーマにした映画でおすすめなものを下にあげておく。
第61回アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞受賞
お姉さん役の弁護士はシックスセンスのハーレー・ジョエル・オスメントの母親役のトニ・コレット
ジョニー・デップの服装のダサさをおぎなって余りあるディカプリオの演技力!
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